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ぼくらは、なんて、無力なんだ
響く声は虚空に吸い込まれ、白昼の乾いた風を絡ませながら、私は地に伏した。 彼は虚空に消え、亡骸が遺された。 同じ顔の二人が出会えば、死に至る、それは双子影。 わかっていた筈なのに。 気を抜いた私は、彼等を出会わせてしまった。 打ちひしがれ、私は空から目が放せない。 彼の亡骸を目のあたりにするのが恐ろしかったが、それよりも共に築いてきた数十時間の労苦が、数秒の怠慢によって無に帰した虚しさが、より、私の胸に深く突き刺さった。 意を決して、恐る恐る彼の亡骸を探る。 やはり彼が裡に秘めていた可能性は、一片たりとも消え失せていた。 残るのは、魂の抜けた骸のみ。 私は、自らにありったけの罵声を浴びせかけ、彼の亡骸を丁重に埋葬すると、再び労苦の世界へと戻っていった。 この世界は諸行無常。 しかし今は、自らの無能さがあまりにも呪わしい。 「なしてフォルダごと上書きしとるんじゃワレは……」 かくして、作業は停滞せり。 |
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